王者ゆうこりんが2種類のドレスで悩殺 タイトルマッチ前日計量

 「ボクシング・WBC女子世界ミニフライ級タイトルマッチ」(18日、九電記念体育館)

 前日計量と調印式が17日、福岡市内であり、5度目の防衛が懸かる王者の黒木優子(YuKO)が2種類の華麗なドレス姿を披露した。「サンタドレス」で臨んだ計量ではリミットより0・3キロ少ない47・3キロで1回でパスするなど調整は順調で、地元でのKO防衛を誓った。2014年5月に黒木に王座を奪われた挑戦者の安藤麻里(フュチュール)は47・6キロでパスした。

 V5への自信に満ちあふれていた。2014年に王座を奪った因縁の相手との調印式。黒木は女子最高の“勝負服”風の衣装で登場した。「白星を意識して全身白でコーデしました。ウエディングドレスっぽく」とあでやかにほほ笑んだ。

 一方、短髪を青に染めた挑戦者の安藤は青いパーカのシンプルな服装で登場。「(青コーナーの)挑戦者なので青コーデにした」と不敵な笑みを浮かべた。さらに「この日まで黒木さんがベルトを持っていたことに感謝したい」と挑発した。

 6月のV4戦で初のKO防衛を飾った25歳の王者は、29歳の挑戦者の“口撃”に「今回の試合もKO勝ちしたい」と笑みを交えて応戦。計量には昨年同時期の防衛戦と同じく「ミニスカサンタ」で登場し、衣装の“ワンツー”を繰り出した。

 安藤も「カウンターのうまい選手。そこは徹底的に対策してきた」と話したが、前哨戦は二つのドレスを駆使した王者が完勝。サンタ帽までかぶった黒木は「この時期はやっぱりこれ。盛り上がってもらえたら」と余裕で計量をパスした。

 キュートなルックスと強さで女子ボクシング界屈指の人気を誇る王者は「お客さんが沸く場面をたくさんつくりたい」と宣言。試合前から関係者を悩殺したボクシング界のゆうこりんが、リング上でも観客をとりこにする。

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