大日本 A小林がデスマッチ王座奪回 鉄階段でジャーマン
「プロレス・大日本」(18日、横浜文化体育館)
BJW認定デスマッチヘビー級選手権が行われ、挑戦者のアブドーラ・小林が王者の星野勘九郎を下して4度目の王座奪回に成功した。
蛍光灯に加え、コンクリートブロック、鉄階段などの固い凶器も用いる蛍光灯ダブルGショックデスマッチ形式で行われた一戦は、序盤から大量の蛍光灯、コンクリートブロックで殴り合うなど凄惨(せいさん)を極めた。両者が血まみれとなって迎えた終盤、小林がイスとブロックの投げ合いを制して猛攻に出ると、星野をジャーマンで鉄階段にたたきつける荒技などを繰り出して追い込み、最後は逆エビ固めで締め上げてギブアップを奪った。
試合後、小林は星野との抗争にピリオドを打ち、「オレの勝ちだ。この1カ月ぐらい、いろいろあったな、挑発して。勝負ってのは多少汚いこともある。ほめ殺しとかやってごめんね。勝ちたかったんだ」と謝罪し、星野が13年目で初めて王座を手にして3度も防衛したことを「苦労人だな。苦労している分だけ打たれ強いよ。ほめ殺しじゃなくて、普通にお前はすばらしいと思う」と評価。そして、ファンに向かって「大日本の大は大きいんだよ。オレたちはもっともっと大きくなって、プロレス界を引っかき回そう。このベルトは守るだけじゃない。どんどん攻めたい」と、力強く宣言した。