安藤麻里が引退を表明…2度のダウン奪われ判定負け
「ボクシング・WBC女子ミニフライ級タイトルマッチ10回戦」(18日、福岡市九電記念体育館)
王者の黒木優子(YuKO)が前王者の安藤麻里(フュチュール)を3-0の判定で破り、5度目の防衛に成功した。戦績は17勝(8KO)4敗1分け。2014年5月に王座を奪った相手から得意の左で2度のダウンを奪い、終盤には足を止めての殴り合いで地元福岡のファンを熱狂させた。
14年に黒木に取られたタイトルの奪還を目指した安藤は気迫のこもった闘いを見せたが、及ばなかった。WBA世界女子ライトミニマム級とWBCミニフライ級の2階級を制した実績を持つ29歳は、試合後のリング上で「これでもかと自分を追い込んできた。これを機に引退させていただきます」と涙ながらに現役から退くことを表明した。