辰吉寿以輝に“過去最強の敵” 来年2・9大阪でプロ第7戦
「ボクシング・8回戦」(2月9日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)
ボクシング元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(46)の次男・寿以輝(20)=大阪帝拳=が20日、大阪市内で会見し、来年2月9日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で初のA級8回戦となるプロ第7戦を行うことを発表した。相手は石橋俊(29)=仲里=で30戦を超えるキャリアがあり、“過去最強の敵”だ。
吉井寛会長は「しぶとい、ほどよい相手。後半に倒せれば」と話す。17年のまな弟子の育成方針を見極めるためにも最適の相手だ。
10月の前戦では初のダウンを喫しながら5回逆転TKO勝利。リング上では「(父に)ボロクソ言われる」と頭をかいた。試合後、小言を言おうと近づいた父を「疲れている」と退けた。「翌日は何も。忘れるから」と叱られずに終わった。
父は“完封”できたが、リングでの課題は防御だ。今は歩幅を狭くしてフットワークを使えるスタイルへと改造中。「足使って(最後は)ぶっ倒します。日本、東洋ランカーとできるのであればやりたい」と17年も全勝ロードばく進を誓った。