内山の相手コラレスが公開練習 ベルトは渡さない
「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
スーパー王者のジェスレル・コラレス(パナマ)が25日、都内で練習を公開した。「とてもいい状態で来日した」と、シャドー、ミット打ちと縄跳びという軽めの内容。ミット打ちでは下がりながらもパンチを出すなど積極的だった。
前回の前日計量ではサウナに出掛けただけに体重が気になるが「計量の日まで教えない」とうそぶいていた。前回の対戦は気候のよい4月だったが、今回は真冬。日本の寒さについては「確かにパナマとは気候が全然違う。寒さは考慮してエアコンを使って練習してきたよ」と対応力をアピール。
内山との再戦については「いいボクサーだし、今回は練習してさらに上げて来るだろうが、自分はさらに上を行く練習をしてきた。作戦も持っていると思うが、自分も内山の出方によって8、9パターンの策がある」と自信を見せた。練習では常にチャンピオンベルトをそばに置いているそうで「このベルトが私のメンタルの支えになっている。このベルトを見て汗をかくんだ」と話した。
前回、入場時に付けたマスクを今回も付けることを明かした。「マスクを取った時、私は『インビジブル』(目に見えない)になる」と不敵に笑った。
佐々木修平トレーナーは「スピードは驚くほどではないが、怖いのはカウンター。下がって打つのでなく、下がりながら打って来る。不用意に行くと危ない」と警戒していた。