【RIZIN】川尻達也、敗戦に自虐「クソだと思う」 ヒクソン息子に一本負け

クロン・グレイシー(下)を攻める川尻達也=さいたまスーパーアリーナ
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 「RIZIN」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 元UFC戦士の川尻達也(38)は、「400戦無敗」のヒクソン・グレイシーを父に持つ、クロン・グレイシー(28)=ブラジル=と対戦し、2回2分4秒、裸締めで一本負けした。

 序盤は打撃で応戦してきた相手に有効打を与えられなかった。その後はグラウンドに引き込まれ、1回は、腕ひしぎ十字固めや絞め技を執念で耐えたものの、2回も寝技に引き込まれ、一度は立ち上がったが、“初代グレイシー・ハンター”桜庭和志ばりのジャンピング・フットスタンプに失敗。足を取られて再びグラウンドに引き込まれると、裸締めに捕らえられ、口から鮮血を流しながらタップした。

 10月、UFCに契約解除を申し入れ、4年ぶりの日本復帰戦で“新グレイシーハンター”襲名を狙った川尻だったが、総合格闘技4戦目のクロンの柔術地獄に屈し、「持ってないな、俺。クソだなと思う」と落胆した表情。「自分を変えたかったし、みんなを喜ばせたかった」と涙を流しながら、「4月の横浜大会も出たかったが、俺じゃ力不足かなと。これからもファイターで居続けたいけど、周りが許してくれるかどうか」と弱気な発言を繰り返した。

 榊原信行実行委員長は「負けておセンチなことを言っている場合じゃない。4月に出てもいいし、あしたからすぐ有酸素運動を始めるように言いたい」とゲキを飛ばした。

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