無念の内山高志、ジム会長に「済みません」メール 会長は再起を期待
ワタナベジムの渡辺均会長が2日、昨年大みそかにWBA世界スーパーフェザー級王座返り咲きに失敗した内山高志について改めて現役続行を期待した。
試合から一夜明けた1日、内山からメールが届いた。「あけましておめでとうございます。昨日はお疲れ様でした。試合を組んでいただいたのに結果を出せず済みませんでした」という文面に、「再起でも、次の人生でも内山ならしっかり成功する。どちらでも応援している」と応えた。
振り返れば悔しさがぶり返す。「まったくダメージがないので、内山もこれでは諦めがつかないんじゃないかと思う」と振り返った。1-2の判定で敗れたジェスレル・コラレス(パナマ)については「うまくやられた。最終ラウンドは靴ひもをわざと外したと聞きました。ペナルティか、減点があってもいいはずで、見逃したとすればコミッションの不手際ではないか。勝敗に関係があるかはともかくWBAに抗議したい」と悔しさをにじませた。
「(コラレスと)かみ合わないまま12ラウンド終わってしまった。内山はワタナベジムの恩人。彼がいなければここまで(ジムの)活況はなかった。ゆっくり休んでもらいたいけど、やめるということはないと思う」と、再起を期待していた。