王者・石本、挑戦者有利の下馬評に「気分悪い」1年1カ月ぶり久我と再戦
「日本スーパーバンタム級タイトルマッチ」(4日、後楽園ホール)
前日計量が行われ、王者・石本康隆(帝拳)、同級1位の久我勇作(ワタナベ)ともに100グラムアンダーの55・2キロで1回でパスした。
15年12月21日の同王座決定戦以来、1年1カ月ぶりの再戦。3-0の僅差判定で王座を獲得した石本が久我を迎え撃つ。石本は「またどこかでやると思っていた。(前回の勝因は)執念じゃないかなと思う」と振り返った。今年36歳になる年男だが「衰えを感じることはあるが、若手と走っている。1試合でも長くボクシングを続けたいし、一戦必勝です」と気を吐いた。
今回、挑戦者有利という下馬評を耳にしており「聞いて気分が悪い。それがモチベーションになってはいる。前回勝っているにもかかわらず、向こうが有利という評判は納得いかない。白黒ハッキリつけたい」と闘志をむき出した。
久我は「いつかはリベンジしたいと思っていた。こんなに早くできるとは。(前回の敗因は)気持ちで押されたこと。技術もそうだけど、気持ちで負けなければ自分も上回れると思う。自分のボクシングの幅とか変わったので、新しい自分をぶつけたい。ガンガンいきたい」と、悲願のベルトダッシュに燃えていた。