オカダ激闘制し3度目の防衛に成功 レインメーカー3発で決着
「プロレス・新日本」(5日、北海道立総合体育センター北海きたえーる)
IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(29)が、ノアマットで2年間大暴れした鈴木軍を率いる鈴木みのる(48)を40分超の激闘の末に下して3度目の防衛に成功した。
前哨戦と調印式で鈴木に破壊された右膝を徹底攻撃され、さらに鈴木軍に介入されて防戦一方。鈴木の多彩な関節技で長時間攻め続けられてもん絶し、セコンドの外道がタオル投入の構えを見せるまでに追い込まれた。それでも、最後は痛みに耐えて鈴木のゴッチ式脳天くい打ちを寸前で回避し、レインメーカーを3発たたき込んで葬り去った。
「嫌い」と公言していた悪意の総帥を撃退し「鈴木さん、あなた強いよ。今まで嫌いでしたけど、今日でとても嫌いになりました」と改めて宣言。そして、「1人戦いたい相手がいます。新日本プロレスがOKというならオカダ-タイガーマスクWをやらせてください」と、次期防衛戦の相手に昨年10月に突如現れた“謎の覆面戦士”を指名。予想外の名前に客席はどよめきに包まれた。