新日本「田口ジャパン」が「LIハポン」に勝った
「プロレス・新日本」(7日、東京・後楽園ホール)
田口隆祐率いる“田口ジャパン”が内藤哲也率いる“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”(LIJ)を下した。
いつの間にか田口を監督とする“田口ジャパン”と名乗るようになったNEVER無差別級6人タッグ王者の田口、棚橋弘至、中西学組はドラゴン・リー、マイケル・エルガンを加えた5人で、11日の大阪大会の挑戦者であるBUSHI、EVIL、SANADA組にIWGPインターコンチネンタル王者の内藤とIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムを加えたLIJの5人とイリミネーション10人タッグ戦で激突。
大阪で内藤に挑戦するエルガンが怪力にものをいわせて大暴れすれば、ヒロムが大阪大会の挑戦者リーのマスクを破るなど、トリプル前哨戦は白熱の展開となる。最後は1人残った田口がSANADAとヒロムの2人を迎え撃つ不利な状況となりながら、オーバーザトップロープでヒロムを失格させ、SANADAを技ありのサムソンクラッチで丸め込む大活躍で勝利を手にした。
殊勲の田口はリング上で、内藤のマイクアピールよろしくメンバーの名前を挙げて、「ウィー・アー・田口・ジャパン」と絶叫。観衆はやんやの喝采を送った。
花道を引き揚げると、喜びを分かち合った“田口ジャパン”の3人。中西が「監督、すごいね」と田口をねぎらえば、棚橋は「ハポン対ジャパンはジャパンの勝ち」とニヤリ。田口は「田口ジャパンはそれぞれの長所を生かす方針。長所は長所。短所も長所というやり方でやっています」などど監督になりきり、長々と“田口節”を繰り広げた。