「ボクシング・ＷＢＡ女子世界フライ級王座決定戦」（３月１３日、後楽園ホール）

　竹原慎二＆畑山隆則ジムは８日、女子世界３階級制覇王者の藤岡奈穂子が日本初、女子世界タイ記録の世界４階級制覇をかけ、ＷＢＡ女子世界フライ級２位のイサベル・ミジャン（メキシコ）と王座決定戦を行うと発表した。通算成績は藤岡が１５勝（６ＫＯ）２敗。ミジャンは１８勝（８ＫＯ）２敗１分。

　藤岡はＷＢＯ女子世界ライトフライ級王者ルイサ・ホートン（豪州）への挑戦が内定していたが、発表寸前になってホートンが急に王座返上し、空位のＷＢＡ女子世界フライ級に目標を変更した。

　４１歳の藤岡は１６年９月にＷＢＯ女子世界バンタム級王座を返上し、１０月１日に敵地メキシコでＷＢＣ女子世界フライ級王者ジェシカ・チャベス（メキシコ）に挑んだが、０－３の判定で敗れた。再起戦が再び４階級制覇挑戦となった。

　２０１１年５月８日、後楽園ホールでＷＢＣ女子世界ミニフライ級王者アナベル・オルティス（メキシコ）に挑み、８回終了ＴＫＯ勝ちし世界初挑戦で王座獲得（２度防衛後返上）した。

　２０１３年１１月１３日には、３階級上げてＷＢＡ女子世界スーパーフライ級王者・山口直子（白井・具志堅スポーツ）に挑戦。３－０の判定で下し２階級制覇達成。さらに、１５年１０月１９日、後楽園ホールでユ・ヒジョン（韓国）とのＷＢＯ女子世界バンタム級王座決定戦を３－０の大差判定で制し、女子世界３階級制覇を達成した。

　３２歳のミジャンは、マイナー団体のＷＢＦフライ級チャンピオンでもある。