那須川、一翔倒した男を宣言どおりパンチでKO
「キックボクシング・KNOCK OUT」(12日、大田区総合体育館)
キックボクシングの“神童”RISEバンタム級王者の那須川天心(18)=TARGET=がボクシングの元IBF世界フライ級王者アムナト・ルエンロン(37)=タイ=を4回2分39秒KOで下し、戦績を18戦18勝無敗(14KO)とした。
左ローキックで主導権を握り、最後は右フックから左ボディーを突き刺して撃沈。元ムエタイのルンピニー王者で、ボクシングでは井岡一翔の挑戦を退けた元世界王者相手に「パンチで勝ちたい」と予告していた通りの結末だ。
昨年末には総合格闘技イベント「RIZIN」に参戦し、3日で2勝を挙げて注目を集めた那須川。有言実行に「パンチで倒すことができてうれしい」と笑顔を見せ、「負けない戦いをする選手をどう倒すかが課題だったので、克服できたのは大きい」と自信を深めていた。