チャボ・ゲレロ氏死去 大仁田は突然の悲報に驚きを隠せず
日本でも活躍した米国のプロレスラー、チャボ・ゲレロさんが現地時間の11日、米国で死去したと現地のメディアが報じた。68歳。1月に肝臓がんと診断されていた。
ゲレロさんは父のゴリー、弟のマンド、へクター、エディもプロレスラーというレスリング一家に生まれ、70年にデビュー。NWA世界ジュニアヘビー級王座、同インターナショナル同級王座など数多くの王座を獲得した。75年に全日本に初来日。78年からは新日本に参戦して藤波辰爾と、81年には再び全日本に参戦して大仁田厚と抗争を繰り広げた。90年代に引退したが、04年にWWEで復帰。昨年にも来日して試合をしたばかりだった。
昨年8月にチャボさんとタッグを組んだ大仁田は突然の悲報に、「去年も元気で飲んだくれていたし、『春にまた来るよ』と言っていたのに…」と驚きを隠せず。82年にチャボさんにトロフィーで殴打されて左腕に32針の裂傷を負う惨劇を演じており、「あの後からオレは屈折した日々を送って、デスマッチ路線に進んでいったのは間違いない」と自身に大きな影響を与えたことを明かし、故人を悼んだ。