ボクシング内山、復帰なら他団体示唆 進退決断は「もう少し時間ほしい」

確定申告のPRイベントに参加した内山高志
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 前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が13日、進退について「もう少し時間がほしい」と話した。

 すでに練習は始めている。朝はロードワーク、夕方にはジムワーク。「進退どうこうよりも、体を動かすことで体力を落とさないのが前提。近々スパーリングもしたいので、ジムで相手を探さなきゃいけない」と明かした。

 「他の選手のを見ると、試合はしたいなと思うこともあるけど完全には決めていない。もう少し(気持ちが)しっかりしたら明らかにしたい」と、闘争心が奮い立つのを待っている。「(渡辺)会長に早くしろ、と言われそう」と笑った。

 復帰する場合、2試合続けて敗れたジェスレル・コラレス(パナマ)へのこだわりはない。「2度もやったので、向こうもやりたくないでしょう。他のところ(団体)でチャンピオンになることがあったら、コラレスともあるかも」と、復帰する際には、WBAにこだわらず他団体での世界復帰も視野に入れている。

 11月には38歳になる。「体力は大丈夫ですけど、反応、反射神経は落ちてくる。殴り合うスポーツなので、そういう小さいところが影響する。スパーリングで確かめたいし、判断材料にはなる」と、スパーリングの感触も進退のカギを握ってくる。

 この日は故郷の埼玉・春日部税務署で、2月16日から受け付けが始まる確定申告書をパソコンで作成するイベントに出席した。「去年は収入も減っちゃったし、頑張んなきゃ」とジョーク混じりの軽口を飛ばしたが、気持ちは復帰へと傾いているようだ。

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