アクトレスガールズ初の昼夜興行 安納サオリと中野たむが貫禄勝ち

 「プロレス・Beginning」(5日、東京・新木場1stRING)

 2015年9月に旗揚げしたBeginningアクトレスガールズが団体初の昼夜興行を開催し、ツートップの1人である安納サオリ、期待の新星・中野たむが貫禄勝ちした。

 昼の部、第1試合では中野が新人・清水ひかりのデビュー戦の相手を務めた。中野の試合を見て、プロレス入りを決意したという清水は、必死で食い下がったものの、中野の回し蹴りでごう沈。デビュー戦を白星で飾ることはできなかった。

 中野は「すごくまっすぐな気持ちが伝わってきて、うれしかった。彼女がカウント1、2で返してきてもうれしくて。明るいオーラをもっていて、素敵だなと思いました。タッグもぜひ組んでみたい」と称えた。

 一方、清水は「一瞬で何もわからなくなって、本当に試合やったの?という感じ。何も思い出せない。唯一記憶に残ってるのは、目の前にたむさんがいたこと。もっと強くなって、何度も立ち向かっていって、いつかたむさんを超えたい」と話した。

 メーンイベントでは、安納が角田奈穂のチャレンジを受けた。2人は1期生で同期ながら、タッグでさえ対戦したことがなく、文字通り初対決。角田は伸び悩んでいたが、2月12日の新木場大会で堀田祐美子との一騎打ちを経験し、一皮むけた。果敢に安納を攻め立てたが、角田の攻撃を受けきった安納はフィッシャーマンズスープレックスホールドで3カウントを奪った。

 安納は「初対決で、どんな技がくるか読めなかった。堀田さんとのシングルで変わって覚醒した奈穂には、上がっていってくれないといけない。これからアクトレスガールズは第3章が始まる。一緒に盛り上げていけるメンバーとしてやってもらわないと。いつかまたシングルをやりたい」とコメント。

 角田は「初めてのメーンだったけど、第1試合でもメーンでも気持ちは変わらない。今後私がメーン張るのは、よほどのことがないかぎりないと思うけど、見てもらってることに変わりはない。堀田さんと試合してなきゃ、ずっと同じ攻め方だったと思うし、違う攻め方で勝てばいい。サオリとはまたやりたい」と雪辱を期した。

 夜の部のメーンでは、右ヒザ前十字じん帯断裂及び半月板損傷の大ケガを負い、長期欠場していた本間多恵が、1年ぶりの復帰。中野と組み、堀田&万喜なつみと対戦したが、万喜に敗れ、復帰戦を勝利で飾ることはできず。試合後に、本間は安納に対戦を要望した。

 2月12日の新木場では五十嵐乃愛がデビューし、この2大会で2人の新人が現れた。本間が復帰し、現有勢力もレベルアップしてきた。3月26日の新木場大会以降、アクトレスガールズの新たなステージが幕開けとなりそうだ。

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