久保“山中流トレーニング”で世界獲る 4・9大阪でセルメニョに挑戦
「WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(4月9日、エディオンアリーナ大阪)
4月9日に大阪で世界スーパーバンタム級王者のセルメニョ(ベネズエラ)に挑戦するWBA世界同級9位の久保隼(26)=真正=が7日、神戸市内のジムで練習を公開した。目指すのは南京都高(現京都広学館)の先輩であり、同じ左利きの山中慎介(帝拳)が誇る神の左。山中流トレーニングを導入し、初の世界戦へ臨む。
憧れでもある山中の練習メニューは、ニュースや記事で全てチェック。2月13~17日まで淡路島で行った合宿では、午前中に12キロを走り込み、午後は短距離で追い込む“山中流トレーニング”を自分でアレンジして導入した。「意味のある走り込みになった。今までで一番足がしっかりしている」と手応えは十分。スパーリングでは相手との距離を確かめながら、力強いパンチを繰り出した。
山下会長は「必ずうまくいくと思う」と太鼓判。“ポスト長谷川穂積”の期待も背負いながら追い込みを続ける。