棚橋、EVILに昼夜で2度KOの屈辱 NJCでの復活誓う
「プロレス・新日本」(7日、後楽園ホール)
シングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」(11日開幕)を前に、棚橋弘至が同大会1回戦の相手EVILに昼と夜、1日に2度もKOされる屈辱を味わった。
試合前に行われたNJCでの公開会見では、「もう蚊帳の外は十分。新日本プロレスの中心に戻ります」と意気込みを示した棚橋。だが会見後、背後からEVILにイスで襲撃され、観衆の目の前でKOされてしまった。
そして試合は、KUSHIDAと組んでEVIL、高橋ヒロム組と対戦。棚橋は昼間の報復とばかりに、EVILに顔面かきむしり、ドラゴンスクリュー連発などの厳しい攻撃を加える。だが、終盤、カットに入ったEVILに必殺技EVILを決められて再びKO。試合はKUSHIDAがヒロムを丸め込んで下したが、自身は屈辱の上塗りのように、EVILに体を踏みにじられてしまった。
それでも、KUSHIDAの肩を借りて花道を引き揚げると気を取り直した棚橋。「ニュージャパンカップ、テーマは逆襲のエース」と、自分に言い聞かせるように、本番での復活を誓った。