“ツヨカワ”から“ツヨコワ”になる。総合格闘技（ＭＭＡ）イベント「ＲＩＺＩＮ」の次回大会（４月１６日、神奈川・横浜アリーナ）に出場するシュートボクシング世界女子フライ級王者のＲＥＮＡ（２５）が１３日、都内のシーザージムで練習を公開。「今回は怖いＲＥＮＡを見せる」とのテーマを掲げた。

　この日は１ラウンドずつシャドーとミット打ちで汗を流し、キレのいい動きを披露したＲＥＮＡ。最近は花粉症に悩まされ、「（症状が）目まで来て、今年初めて目薬を買いました。今回はひどい」と話したものの、「練習には支障はない」とのことだった。

　対戦相手はハンガリー出身で、７勝のすべて１本勝ちというドーラ・ペリエシュ（２７）。ＲＥＮＡは「寝技に自信のある相手なので、寝技で負けないように。でも、私はやっぱり今のところ一番自信があるのは打撃。両方で勝てればいいと思っています」と戦いをイメージするとともに、「怖いＲＥＮＡを見せようと思っています」とのテーマを掲げた。

　理由は、ＲＩＺＩＮが１０月に開幕させるＲＥＮＡを含む８人参加の女子トーナメントを見据えてのこと。「誰が出てくるか分からないですけど、怖い部分というのを出して１０月に備えたいと思います」と、これまでと違うイメージを相手に印象づけて戦いに臨む考えで、具体的なアイデアは「ＲＩＺＩＮは何でもありのルールなので、そこを生かしたい」と話すにとどめた。

　強さと美しさを兼ね備えた“ツヨカワ”に怖さも加えた“ツヨコワ”へ。春の戦いで、どのような花を咲かせてくれるだろうか。