現役阪大生ボクサー野口周輔がプロデビュー発表 文武両道貫く

 「ボクシング・4回戦」(4月2日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 阪大生ボクサーの野口周輔(19)=堺東ミツキ=が24日、所属ジムで会見し、プロデビューすることを発表した。

 中学3年時に入門した野口は当時から成績優秀で大阪府立明星高に入学。文武両道を貫きたいと、難関の大阪大進学とプロボクサーライセンスの獲得を目標に精進を重ねた。高校3年時の一昨年は夏休みからトレーニングを休止して勉強に専念。大阪大工学部地球総合工学科に合格し、現在は同学科の一回生となった。

 トレーニングを再開した野口は昨年末、プロテストに合格。公言通り文武両道を行く19歳は「勉強はとにかく大変だけど、同じやるなら両方中途半端は絶対にしたくない。だからボクシングも楽しく自分に厳しくいたい」と力を込めた。

 入門時より公私共に面倒を見る中村喜吉治マネジャーの下『楽しくしんどい練習』をモットーに仕上げてきた。「ついにきたなという感じです。今はとてもワクワクしています。中村さんのおかげでボクシング技術と精神を鍛えてもらっている。本当にありがたい。お世話になってきた中村さんに勝利を届けたい」と、師匠孝行を約束した。

 デビュー戦に向けて、3月上旬から中村マネジャーと共に、東京へスパーリング修行に出向いて拳を磨いた。「まずは今回ですが、将来の目標は全日本新人王。一つ一つ着実に階段を上っていきたい」と前を見据えた。

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