「プロレス・新日本」（２６日、後楽園ホール）

　４月９日の両国国技館でＩＷＧＰヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦する柴田勝頼がタッグの前哨戦で勝利。試合後は根性の大事さを力説し、「男の根性見せてやる。オカダの根性見せてみろ」とアピールした。

　柴田は永田裕志、オカダはＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩと組んで対戦。オカダは場外乱闘で激しく柴田をいたぶり、柴田得意のリング上であぐらをかくポーズを見せて挑発するなど、柴田を意識した戦いを展開すれば、柴田もエルボー、キックを中心とした打撃、裸絞め、コブラツイストなどを交えたけんかストロングスタイルで応戦する。

　一進一退の攻防は最後、柴田がＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩを裸絞めで捕獲。カットに入ろうとしたオカダに強烈なキックを放って排除し、ランニングサッカーボールキックのＰＫでＹＯＳＨＩ－ＨＡＳＨＩを葬った。

　試合後、柴田は花道を引き揚げるオカダに「そろそろお前の声が聞きたいよ」と要求。オカダはこれに応じて「柴田さんに言いたいんだ。根性があるだけで、このベルトが獲れるほど安くねえんだよ、この野郎」と挑発した。

　すると、柴田は「お返事ありがとう。うれしいよ。ずっと無視されるのかと思ったよ」と切り返してニヤリ。続けて「大事なのは根性だよ。両国、男の根性見せてやる。だから、オカダの根性見せてみろ」と訴えると、ファンから大きな拍手が送られた。

　インタビューでも柴田は「両国まであと８試合。この楽しみ、この充実感は今まで味わったことがない。今日はオカダが返事をしてくれた。無視を決め込んでも面白かったけど、ヤツはしゃべった。それが面白い。プロレスは生ものだ」と熱弁。さらに、「根性だけで獲れないって？何より大事なのは根性だよ。根性がなかったらプロレスラーは生きていけません。以上！」と、重ねて訴えた。