村田諒太が世界初挑戦 WBAミドル級1位と対戦に「恩恵は結果で返す」

アッサン・エンダムとの世界戦が決まり笑顔で会見する村田諒太=ホテルグランドパレス(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング トリプル世界戦」(5月20日、有明コロシアム)

 都内で記者会見が行われ、カードが発表された。メーンはWBA世界ミドル級王座決定戦で12年ロンドン五輪ミドル級金メダリスト、WBA同級2位の村田諒太が同級1位のアッサン・エンダム(フランス)と対戦する。

 セミファイナルではWBC世界フライ級1位の比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が同級王者のファン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦。また、WBC世界ライトフライ級4位の拳四朗(BMB)が同級王者のガニガン・ロペス(メキシコ)に挑む。

 村田と対戦するエンダムは元WBO世界ミドル級王者で、WBA世界同級暫定王者。35勝(21KO)2敗の戦績を持つ33歳の右ボクサーだ。村田は「プロになる前、ミドル級は大変だよと言われていた。ファイターにとってと思っていたけど、試合を組んでもらうことが大変だった。受けた恩恵を結果で返せるようにしたい」と感謝した。

 比嘉が挑戦するエルナンデスは3月に空位の同王座をナワポーン・ソー・ルンビサイ(タイ)と争い、3回TKO勝ちで王座を獲得した。34勝(25KO)2敗、30歳の右ボクサーファイターだが、スイッチもしてくる。今回が初防衛戦。比嘉は「19歳で(WBC)ユースタイトルを取った時から21歳で世界と言ってきた。自分のボクシングで打ち勝ちたい」とKOでの王座獲得を狙う。

 拳が挑むロペスは35歳、28勝(17KO)6敗の左ボクサーファイター。16年3月に同級王者の木村悠(帝拳)を判定で下して王座を獲得。同7月に初防衛を果たした。拳は「絶対に世界チャンピオンになってやろうという気持ち。自信はあります」と意気込んだ。

 日本人選手はいずれも無敗の世界初挑戦。村田は12勝(9KO)、比嘉は12勝(12KO)、拳は9勝(5KO)。

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