久保、調整法変えベスト仕上げ 体脂肪率約4%減、筋肉量は増
「ボクシング・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(9日、エディオンアリーナ大阪)
世界初挑戦する同級8位の久保隼(26)=真正=が4日、神戸市内の所属ジムで練習を公開し、軽快な動きで山下会長のミットに的確な左を打ち込んだ。
試合を5日後に控え、リミットまで残り2キロと減量は順調。今回からジムの先輩にアドバイスを受け、食事面を見直すなど調整法を一新した。緻密なカロリー計算を基に食事を摂取。体脂肪率を落とし、筋肉量を増やすことに成功した。3月10日に9・1%だった体脂肪率は20日間で5・4%まで急激に減少。その間体重は2キロしか減っておらず、「力強さを失っていない」と手応えを口にした。
昨年12月に現役を引退した長谷川穂積の後継者を担うサウスポーは「一番いい状態で迎えられる。チャンピオンになって僕を知ってもらいたい」と世界奪取を誓った。