昭和対平成、関節技対決はドロー 藤原喜明「青木、これからはお前の時代だ」
「プロレス・NEW」(5日、後楽園ホール)
IGFの新ブランド「NEW」の旗揚げ戦が行われ、オープニングマッチで“昭和の関節技師”藤原喜明と“平成の関節技師”青木真也の初対決が実現し、15分時間切れ引き分けに終わった。
両者は腕ひしぎ逆十字固め、アキレスけん固めの極め合いなど、客席から拍手とため息が起こるほどのスリリングなグラウンドの攻防を展開。藤原が頭突きで青木をダウンさせる場面もあったが、時間切れとなった。試合後、両者は礼をかわすと、藤原がマイクを持ち、「青木、あとは任せた。これからはお前の時代だ。行け」と、今後を青木に託すことを告げた。
一方、昭和の関節技を体験した青木は「抽象的な表現ですが、情緒があった。今のようにシステマティックでもなく、合理性を追求したものでもない、深みのあるものだった」と満足顔。藤原の言葉については「関節技が好きなので、これを追っていきたいと思います」と前向きに受け止めた。