オカダが柴田との壮絶戦制してV4!ファレ襲撃で挑戦アピール
「プロレス・新日本」(9日、東京・両国国技館)
IWGPヘビー級選手権試合が行われ、王者オカダ・カズチカが柴田勝頼の挑戦を退けて4度目の防衛に成功した。
「今の新日本はいつ何時、誰の挑戦でも受ける、一番大事なことを忘れている」「男の根性見せる」などと、イデオロギー闘争と言える戦いを挑んできた柴田のけんかストロングスタイルに飲み込まれそうになったオカダ。巧みなグラウンド技術と厳しい打撃だけでなく、インディアンデスロックからの弓矢固め、ナックルパートなど、新日本の創始者アントニオ猪木を思わせるような柴田の攻撃に苦しめられる。
だが、オカダもブーイングを受けながらストンピングの雨を降らせ、激しく張り手を打ち合うなど珍しく感情をむき出しにして応戦。柴田が自ら繰り出した強烈な頭突きで流血するなど戦いは壮絶なものとなったが、最後はオカダが柴田の10発以上のキックを耐え抜き、PKにカウンターのラリアットを合わせるとレインメーカーをたたみ掛け、38分超の死闘にピリオドを打った。
だが試合後、バッドラック・ファレがリングに現れてオカダを背後から襲撃。必殺のバッドラック・フォールを繰り出してKOし、王座挑戦をアピールした。オカダはこのダメージで試合後はノーコメント。ファレは「オカダ待ってろよ。オレが戦ってやる!」と鼻息荒く訴えた。