ヒロムがKUSHIDA秒殺V3!「彼を終わりにしてすみません」とウソ泣き謝罪
「プロレス・新日本」(9日、東京・両国国技館)
超満員札止め1万231人の観衆を集めた大会でIWGPジュニアヘビー級選手権試合が行われ、王者の高橋ヒロムが挑戦者のKUSHIDAをわずか1分56秒で下して3度目の防衛に成功した。
試合はリングに上がる前のヒロムにKUSHIDAがノータッチ式トペコンヒーロで奇襲する驚きの幕開けとなったが、ヒロムも即座に反撃。エプロンから場外へたたき落とすカナディアンデストロイヤーで痛烈なダメージを与え、最後は必殺技TIME BOMB2連発でKOしてしまった。
すると、NEVER無差別級6人タッグ王者でもある空中戦士のリコシェが登場。「ヒロム、頑張ってそのベルトを持ち続けて偉いな。しかし、そのベルトはふさわしいものの所へ戻る時が来た。IWGPジュニアヘビー級選手権に、王様であるオレが挑戦してやる」と訴え、インタビューでも「ヒロム、お前は以前から問題ばかり起こしている。すべてを終わらせるのはこのオレの役目だと思っている。首を洗って待っておけ」と制裁を予告した。
一方、ヒロムは「すぐ分かったよ、KUSHIDAのやりたいこと。オレを秒殺しようなんて思ってたんだね。分かりやすいな、彼は。まんまと自分の作戦にはまって、オレのTIME BOMBの餌食になった。言っただろ、もうアイツの時代は終わりなんだよ」と快勝にしてやったりの表情。ところが、急に泣き崩れると「KUSHIDA選手、ファンのみなさん、彼を終わりにしてしまって、本当にすみませんでした。彼を信じて応援してくれたみなさん、本当にごめんなさい」と、なぜか謝罪の言葉を連ねた。
だが、それもつかの間。何事もなかったかのように立ち上がると、「リコシェ~、あ~そ~ぼ~っ。ハッハッハッハ」と挑戦を受諾し、異常な興奮状態で去って行った。