新日本・オカダ、柴田の硬膜下血腫に声詰まらせる 次期挑戦者ファレには「ムカつく」

 新日本プロレスは10日、都内の事務所で、9日の両国国技館大会で柴田勝頼(37)の挑戦を退けて4度目の防衛に成功したIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(29)の一夜明け会見を開いた。オカダは、試合後に硬膜下血腫で手術を受けた柴田に復活を願うメッセージを送り、試合後に自身を襲撃して次期挑戦者となったバッドラック・ファレ(35)には「ムカついています」と不快感を示した。

 オカダは疲れを感じさせない元気な表情で登場。柴田との38分を超える激闘を「柴田さんには、しっかり根性を見せてもらいました。お客さんの声が聞こえなくなるような、自分も集中して入り込む試合ができました」と振り返った。

 だが、柴田が試合後に硬膜下血腫と診断されて手術を受けたことについて質問を受けると、こみ上げるものをこらえるように、しばらく沈黙。声を詰まらせ気味に「それだけ激しい試合だったと思いますし、柴田さんはバカ真面目でした。ただ、またやりましょうという約束をしますので、しっかり守って下さいよ。というのは伝えたいですね」と、復活を願うメッセージを送った。

 そして、次期挑戦者に決まったファレについては、「ファレもいろいろたまっているとは思うので。(プリンス・)デヴィットの陰に隠れたり、AJ(スタイルズ)の陰に隠れたり、今はケニー(・オメガ)がいますし。ボクを倒したり、棚橋さんを倒したり、いろんな相手を倒してますから、本当にいいチャレンジャーだと思います」と実力を評価。だが、前日の試合後に自身を襲撃したことには、「防衛戦が終わって、あの雰囲気を壊されたことは許せないですね。ムカついています」と不快感をあらわにした。

 ファレには昨年のG1クライマックスで敗れている。苦手意識を聞かれると「あれだけデカい人間ですから、みんな苦手意識があると思います」と否定せず。それでも、「やっぱり、戦うならヤバいファレと戦いたい。最近の外国人選手はみんな強いですけどキレイすぎるというか、うますぎるというか…。そんな中でファレは昔ながらの外国人。でも、まだまだ持っているものはあると思うし、そういうのを出して大暴れしてもらわないとボクに勝てないと思うので、勝つ気で来てもらいたい。そのファレを倒すと、また、オレ強えなと思うので」と、勝利に自信を示した。

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