王者・太尊がKOで初防衛に成功 夢は村田と世界戦
「デイリースポーツ後援・ボクシング・東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ」(16日、住吉区民センター)
王者・太尊康輝(24)が同級13位アン・サンジェ(25)に4回2分7秒でKO勝ち。サウスポーから繰り出す強烈な左フック、左ストレートの連打で相手をキャンバスにはわせ、初防衛に成功した。
「完璧な手応えがあった」と胸を張ったタイソン。「減量がいつもよりしんどくて、12回までいったら大丈夫かなと思っていた」と言うが、持ち前の強打で試合を終わらせた。
WBA同級13位と念願の世界ランク入りも果たした。背中を追うロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)は5月20日に東京・有明コロシアムで世界王座決定戦に挑む。「(村田は)まだまだ雲の上の人だけど、いずれ日本人同士の世界戦で日本を沸かせられる男になりたい」と夢を描いていた。