村田 志願の4Rスパー 元メキシコ王者を連打で圧倒「殴る感覚良かった」

 「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(5月20日、有明コロシアム)

 2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、世界初挑戦する村田諒太(31)が17日、東京都内の帝拳ジムで練習し、予定になかったスパーリングを志願して4ラウンド行った。右の強打と連打でパートナーをダウン寸前まで追い込んだ。

 村田の闘争本能がキバをむいた。スパーリング終了間際、元メキシコ王者ルナをコーナーに追い詰め、強烈な右ストレート。間髪入れず追撃し、接近戦で連打だ。ヘッドギアがなければ確実にダウンを奪う猛攻。「課題にしてきた距離に応じたパンチの出し方ができたし、殴る感覚もよかった」と振り返った。

 対戦相手のエンダムは180センチの長身で、離れてのボクシングが得意。村田はより近い間合いで勝負するためミドルからショートのパンチを磨いてきた。大一番へ向け、着実に前進している。

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