ドラディション・45周年の藤波がベイダー投げた!猪木、前田も祝福

 藤波辰爾(中央右)のデビュー45周年を祝った(左から)北沢幹之氏、長州力、木村健悟氏、アントニオ猪木氏、越中詩郎、一人おいてAKIRA、前田日明氏、武藤敬司
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 「プロレス・ドラディション」(20日、後楽園ホール)

 藤波辰爾デビュー45周年ツアーの第1戦が行われ、藤波は往年のライバルであるベイダーと6人タッグで対戦し、アントニオ猪木、前田日明、木村健吾ら新日本プロレス時代のゆかりの人物が祝福に駆けつけた。

 メインイベントは藤波、長州力、越中詩郎組-ベイダー、武藤敬司、AKIRA組という豪華な顔ぶれ。プロレスが熱かった20世紀に活躍したおなじみの選手が入場する度に、超満員札止め2473人の観衆から大歓声が送られた。

 そして、うっ血性心不全で余命2年と宣告されたという報道のあったベイダーは、その健康不安説を吹き飛ばす元気な姿で登場。現役時と変わらないような巨体から繰り出すパンチの連打で藤波を追い込み、越中にビッグバンクラッシュを放つなど暴れ回った。

 だが、藤波も負けじと巨体をボディースラムで投げ捨てて場内をどよめかせるなど記念の試合でハッスル。最後は藤波が長州のリキラリアットのアシストを受けて、AKIRAを飛龍裸絞めで絞め落とした。

 試合後のセレモニーには師匠の猪木、伝説的な死闘を演じた前田、兄弟弟子で抗争も繰り広げた木村健吾らが現れて祝福。藤波はマイクを持つと「ボクは45年で、まだまだプロレスが飽き足りません。まだまだ先を突っ走ります」とファンに誓うとともに、「ボクの夢である、このプロレスをメモリアルに残したいと思います」と、プロレスの殿堂設立の意欲を示した。そして、最後は猪木が「1、2、3、ダァーッ」で締めた。

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