井岡一翔、国内最多タイ世界戦14勝へ自然体 相手のデータには無関心
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(23日、エディオンアリーナ大阪)
予備検診が21日、大阪市内で行われ、5度目の防衛を目指す王者・井岡一翔(28)=井岡=と挑戦者ノクノイ・シットプラサート(30)=タイ=の両者とも異状なしと診断された。
身体測定では井岡が身長7・3センチ、リーチで3・3センチ上回ったが「映像で相手の方が小さいのは分かっていた。特にデータを見て思うことはない」と無関心を貫いた。
V5を達成すれば、元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高と並ぶ国内最多タイ世界戦14勝となる。「現役を退いても話題になる日本ボクシング界のレジェンド」と具志堅氏に敬意を示し、「並べるのは光栄。これからは自分が時代を築けるように、レベルの高い試合をして具志堅さんの記録を超える日につなげたい」と完勝を約束した。
自身初の世界戦4連続KOへ「誰が相手でもチャンピオンとして準備をしている。やってきたことをリングの上で出すだけ」と、王者の風格を漂わせた。