FMW ミス・モンゴルと“闘う女優”中野たむの遺恨勃発

 FMW女子部のエースであるミス・モンゴルと、“闘う女優”中野たむ(BEGINNING)の遺恨が突如勃発し、27日の超戦闘プロレスFMW・新木場1st RING大会で雌雄を決することになった。

 FMWは21日、都内の闘道館で記者会見を開き、同大会での女子の対戦カードが、モンゴル、ミス・コハル組-米山香織、たむ組に決まったことを発表。会見に出席した大仁田厚は「近年、女子プロの流れも変わって、ルックスのいい子が増えてきました。たむ選手にとっては、修行の場だと思って、4・27新木場以降、5月の北海道シリーズにも出てもらいます」とコメント。新木場大会のみならず、5月に予定される北海道3大会(16日・旭川、17日・函館、19日・札幌)にも、たむが参戦することを明らかにした。

 たむは元アイドルで、舞台、パフォーマーとしても活動しており、“闘う女優”と称されるアクトレスガールズに籍を置く。昨年7月にデビューしたばかりだが、アドバイザーである堀田祐美子に、その素質を見いだされ、現在売り出し中の選手。同11月24日の後楽園ホール大会では、「アクトレスガールズ提供試合」で出場したことがあるが、FMW女子部の闘いに割って入るのは今回が初めてとなる。

 この措置に怒りをあらわにしたのは、同団体女子部を取り仕切るモンゴル。「かわいいから参戦というのは気に食わない。4・27どころか、北海道にも参戦が決まっているというのはどうかと思う。大仁田さんにも厳しい目で見てもらいたい。がんばってるブスは認めてもらえないけど、がんばってるかわいい子は認められる。ブスがいるから、かわいい子が光るんであって…。ブスをなめんな!アンタ、自分でかわいいと思ってるんでしょ?」と猛反発した。

 一方、たむは「かわいいと思ってますけど、私は生半可な気持ちでプロレスをやっていない。命懸けでやってます」と反論し涙目。さらに、モンゴルは「4・27はテストマッチでいいじゃないか?ダメなら北海道はない。ケガしなければいいけど、私はボコボコにしてやる。心が折れなければいいけど」と提案した。その結果、大仁田の仲裁により、4・27はたむのテストマッチとなり、その試合内容次第で、5月の3大会に参戦できるかどうかの判断がくだされることになった。

 たむは「私はどんなことがあっても逃げたりしない。テストマッチであろうがなかろうが、自分のプロレスをする自信があります」と決意表明。会見の最後の写真撮影では、大仁田が両者に握手を促し、たむは手を差し出すも、モンゴルは、その手をはねのけ、たむの胸ぐらをつかみ、あわや乱闘寸前に。大仁田が間に入って制止し、ことなきを得たが、4・27では、ただではすみそうにない気配となってきた。

 また、同団体は18日に同大会のメーンイベントを大仁田&雷神矢口&保坂秀樹VSX&チキン諏訪魔&井上雅央による「エニウェア・バンクハウス鬼棒電流爆破6人タッグデスマッチ」と発表したが、これに対し、21日未明、全日本プロレスから抗議文が届いたが、高橋英樹代表は「ナゾのマスクマンから売り込みがあって、『チキン諏訪魔』と発表しましたが、詳しく調べて、近日中に発表します」と話した。全日本から求められた“謝罪”については、「1月26日、ここで会見したとき、ケンドー・カシンとおぼしき男が乱入してきて、その映像を全日本のスタッフが撮影していた。そういうことをされたので、謝罪はしません」とキッパリ拒否した。

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