判定負けのノクノイ「井岡は超一流まではいかない」

3回、ノクノイ・シットプラサート(左)に右フックを打ち込む井岡一翔=エディオンアリーナ大阪
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 「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(23日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦のメインイベントでWBA世界フライ級タイトルマッチが行われ、王者の井岡一翔(28)=井岡=が、3-0の判定で同級2位のノクノイ・シットプラサート(30)=タイ=を下し、5度目の防衛に成功した。

 敗れたノクノイだが、驚異的な粘りでダウンすることもなくフルラウンドを戦い抜いた。陣営スタッフによる拍手で控室に迎えられると、敗戦直後のボクサーとは思えないほど冗舌に語り始めた。「KO負けしなかったことは勝ちに等しい。タイのファンは3ラウンドくらいでやられるんじゃないかなどと言っていたが、十分戦えることを証明した」と満足げな表情を浮かべた。

 世界戦14勝のうち6勝をタイ選手から挙げている井岡の強さはタイでも知られている。「素晴らしい技術を持った選手だったが、超一流まではいかない。パンチも強いとは思わなかった」と、試合後の印象は負けた選手のものとは思えないものだった。さらには「もう一度やれば、違う結果が出る可能性もある。判定勝ちするかもしれないし、KO勝ちする可能性だってある」と強がった。

 この試合まで61連勝、12年間無敗だった。しかし格下との試合が続き、短いラウンドでの決着も多かったため、「7回以降体力が急に落ちたことが敗因。10年ほど長いラウンドを戦っていない影響が出た。今回減量も10キロほどしたけれど、これほど減量することも、この10年なかった」と説明した。

 それでも初の世界戦には納得の様子。「もう少しのところで勝てたので、残念なことは残念だけど、ここまでできたことはうれしく思う」と最後は笑みを浮かべて敗戦を受け入れた。

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