日本Sウエルター級王座決定戦 新旧対決はどちらも必勝宣言
「日本ウエルター級王座決定戦」(25日、後楽園ホール)
注目の新旧対決の前日計量が24日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、同級1位の斉藤幸伸丸(輪島)、同級2位の井上岳志(ワールドスポーツ)とも一回でクリアした。
今回が日本王座6度目、東洋太平洋も数えると7度目の王座挑戦となる38歳の斉藤は「今までで一番いい。好きなラーメンや揚げ物をやめたら減量が楽になった。アレ?みたいな。フツーのプロの選手みたいですよね」と照れ笑い。キャリア最高のコンディションで悲願のベルトを取りに行く。
12月に28歳の誕生日を迎える井上は「プロになったとき、28歳にはタイトルを取ると決めていたので順調にこられたかなと思います」と王座初挑戦に自信満々。スパーリングも日本ミドル級王者の西田光(川崎新田)、同暫定王者の胡朋宏(横浜光)、日本ウエルター級王者・有川稔男(川島)らとグローブを交えた。
「(斉藤は)表面に表れないうまさがある。左右の動きが速いし、ごまかされないようにしたい。負けるつもりはまったくない。向こうもラストチャンスと思っているだろうけど、勝ちたい気持ちは同じ」と表情を引き締めた。