名門ヨネクラジムが閉鎖へ 会長が高齢で体調すぐれず
ボクシングのヨネクラジムは27日、8月末でジムを閉鎖すると発表した。同ジムは元日本フライ級、元東洋太平洋バンタム級王者の米倉健司が1963年3月に開設。
元WBC世界フェザー級、元WBA・WBC世界スーパーフェザー級王者・柴田国明、元WBC世界ライト級王者・ガッツ石松、元WBC世界ライトフライ級王者・中島成雄、元WBA・WBC世界ミニマム級王者・大橋秀行、元WBC世界スーパーフライ級王者・川島郭志の5人の世界チャンピオンを始め、9人の東洋太平洋王者、31人の日本王者を輩出した名門中の名門だ。
この日、会長代理の長男・米倉丈司氏が報道各社に送った「ヨネクラボクシングジム閉鎖のお知らせ」には、米倉会長が82歳と高齢で体調もすぐれず選手の指導もままならなくなったことから一代限りでの閉鎖を決断したと記されていた。
今後は所属選手の移籍を進め、8月までに試合が決まっている選手の調整も行っていく。54年の歴史を刻んだ名門の閉鎖、一つの時代が終わりを告げようとしている。