辰吉丈一郎おじいちゃんになる 寿以輝が結婚!20歳でパパに
ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(46)の次男、寿以輝(20)=大阪帝拳=が結婚していたことが30日、明らかになった。昨年12月24日に婚姻届を提出し、新妻の優さん(19)は現在妊娠8カ月。丈一郎は7月に47歳でおじいちゃんになる。左手の負傷で2月の試合が延期となった寿以輝は、プロ7戦目へ向けて本格練習を再開している。
寿以輝がパパに、浪速のジョーがおじいちゃんになる。息子から「じいちゃんになったで」と告げられた時、訳がわからず「誰がじじいやねん!!」と返したのは、いかにもジョーらしい。自身より1歳若い20歳で一家の大黒柱となった息子に、丈一郎は「うれしい。寿以輝が父ちゃんになるんか…」と感慨深げだ。
「理想の夫婦は父ちゃんと母ちゃん」と寿以輝。しっかり者の母るみさんと「何もかも似ている」という優さんとの出会いは昨年1月、自動車の“合宿免許”で香川県に2週間滞在した時だった。観音寺市に住んでいた優さんも、その教習所に通っており、寿以輝が「一目ぼれ」。合宿中にグループで食事会を重ね、交際に発展した。
昨年10月に2人で暮らし始め、妊娠を期にクリスマスイブに結婚。寿以輝は現在食品加工会社で働いており、夕方からジムワークという生活で、自分たちでお金をためて結婚式を挙げると決めている。
今年1月の練習で左手人さし指と中指の付け根の腱(けん)を断裂。2月の試合が流れた。るみさんは「私の前では泣かなかったけど、嫁さんの前では悔しくて泣いたみたい」と明かす。丈一郎も「泣ける相手がおるのはよかった」と言う。
負傷の3日後から練習は再開したが、左手を使えるようになるまで3カ月。優さんの存在を支えに、その間は体幹などのトレーニングに集中し、現在は7割の力でパンチを打てるようになった。「基礎をやり直して調子がいい」と、持ち前の強打に手応えを感じている。
第1子は女の子。次戦は夏ごろとみられ、出産時期と重なる。「減量メニューも頑張って作りたい。将来は世界王者になってほしい」と言う優さんに、寿以輝は「500%、いや1000%や!!」と約束した。支え合う若い2人を丈一郎は「自分の家族や。自分たちのルールでやればいい」と温かく見守っていた。