ヘビー級、京太郎に世界戦オファーあった 事務手続き間に合わず断念
「ボクシング・東洋太平洋ヘビー級タイトルマッチ、WBOAPヘビー級王座決定戦」(8日、後楽園ホール)
前日計量が7日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、初防衛戦に臨む藤本京太郎(角海老宝石)は103・6キロ、指名挑戦者で同級1位のヘルマン・パーセル(豪州)は116・8キロだった。WBOAPのランキングは京太郎が3位、パーセルは14位。
京太郎はサモア出身で横幅の大きな体格のパーセルを目の当たりにして「でかいですね。身長は低いけど、ナチュラルであの体だと思うのでパンチがあると思う。もらわないようにしたい」と警戒した。
この日行われたWBO世界ヘビー級タイトルマッチで、王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)の挑戦者ヒューイ・ヒューリー(英国)が負傷のためキャンセル。14位のラズバン・コジャヌ(ルーマニア)が挑戦し敗れたが、京太郎にもオファーがあったという。
「今回は急な話でビザ取得などの事務手続きが間に合わず断念しました」(関係者)とのことだが、日本人が世界ヘビー級に挑戦するという夢のような話が現実味を帯びてきた。それを実現するためにも、今回の試合は負けられない。