亀田興毅氏、暴走族総長をKOできず「引退した体には厳しい」
ボクシングの元世界3階級王者・亀田興毅氏(30)が7日、インターネットテレビ放送局AbemaTVが開局1周年記念番組として生中継する「亀田興毅に勝ったら1000万」に登場。都内の会場で、一般公募で選ばれた腕自慢4人とボクシングルールで対戦し、挑戦を退けた。
挑戦者に選ばれたのは以下の4人。
【1】けんか無敗の最強ホスト・神風永遠(年齢不詳)
【2】今話題のYouTuber 恐れを知らない破天荒男・ジョー(26)
【3】日本一を獲った高校教師・松本諒太(25)
【4】北関東最強の暴走族総長・ユウタ(32)
挑戦者はそれぞれ3ラウンドずつボクシングルールで対戦。勝てば1000万円を獲得することができるという企画。両選手ともヘッドギアを着用し、グローブはスパーリング用の14オンスのものを使った。
興毅氏は、弟・大毅氏を従え、現役時代の入場曲「バーニング・ハート」で入場。赤色でそろえたコスチュームはラストファイトとなった2015年10月の河野公平(ワタナベ)とのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで使用したものだ。
第1試合では、開始ゴングからホスト・神風をめった打ちにして左ボディーから顔面への左フックで豪快にKOした。
ボクシング経験のあるYouTuber・ジョーとのサウスポー対決となった第2試合では、2回終了間際に右フックでダウンを奪った。3回に連打でスタンディングダウンを追加して、再開後に連打でレフェリーストップを呼び込んだ。
勝てば賞金全額を慈善団体に寄付することを明言していた高校教師・松本との第3試合では2回に左ストレートでダウンを奪い、再開後、右フックを当ててレフェリーストップとなった。
最終試合、全身入れ墨のけんか屋・ユウタ戦ではKOを逃したが、左ボディーショットをさかんに打ち込んだ。
現役引退から約1年半、興毅氏は「4連戦は引退した体には厳しい。脚がやばかった。2試合目くらいから踏み込んだパンチが打てなかった」と振り返った。リングに上がった理由を、多くの人にボクシングに興味を持ってもらい、ボクシングの素晴らしさを伝えるためにと語っている。