世界挑戦の拳四朗「僕も有名になったらケンシロウのガウン」稀勢の里は「ラオウ」

笑顔でファイティングポーズをとる拳四朗=帝拳ジム(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(20日、有明コロシアム)

 王者ガニガン・ロペス(メキシコ)に挑む同級4位の拳四朗(けん・しろう=BMB)が10日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。プロ入り初のサウスポーと対戦となる拳は、日本ミニマム級4位の谷口将隆(ワタナベ)と4ラウンドのスパーリングを行い、キレのいい動きを見せた。

 父親でジム会長の寺地永(ひさし)氏は身長187センチで元日本ミドル級王者で東洋太平洋ライトヘビー級王者。164センチの拳四朗との体格差が話題となっている。

 寺地会長は「もともと寺地家は小さいんですよ。僕が特別なんです。(拳四朗は)ライトフライ級でラッキーだったんじゃないですか。大きいと世界挑戦は難しい」と笑った。

 実はボートレーサーにさせたかったのだという。「僕の親せきに是沢孝宏(これさわ・たかひろ)という選手がいるんです。収入もいいし、55歳までできるのでね。身長が低くて体重の軽い人には向いていると思ったのですが、高校と大学2年で2度(プロテストに)落ちた」という。

 しかし、才能はボクシングに導いた。「中学校3年の時からボクシングをやらせましたが、推薦で高校に行かせるためだった」というスタートだったがセンスは隠せなかった。大学時代には現東洋太平洋ミニマム級王者の京口紘人(ワタナベ)が「4試合して3連敗。ボコボコにされました」というほどだ。

 寺地会長は「スパーリングに行くとほとんど勝ってしまうので、これはと思った。プロ3戦目で長嶺克則選手を7回TKOで下した試合でチャンピオンになれると確信しました」と振り返る。

 拳四朗の名の由来は劇画「北斗の拳」(原作・武論尊、作画・原哲夫)の主人公で北斗神拳を操るケンシロウだが、拳四朗は「読んだことがないんです」とつれない。大相撲の横綱・稀勢の里のケンシロウのライバル「ラオウ」の化粧まわしが話題になったが「僕も有名になったらケンシロウのガウンを着られますかね」と笑顔を見せた。

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