亀田興毅氏、挑戦者4人との戦いへの思い吐露「不安しかなかった」 ブログにつづる
ボクシングの元世界3階級王者・亀田興毅氏が10日、公式ブログを更新し、7日にインターネットテレビ放送局AbemaTVが生中継した「亀田興毅に勝ったら1000万円」で4人と戦った企画を振り返った。
「プレッシャー」と題して「正直試合前は、リスクしかない戦いで見えないプレッシャーとの戦いでした」と試合前の心境をつづった。
そして「現役を引退して約1年半の期間全くトレーニングをしていなく、幼少の頃から鍛え上げられた肉体から筋肉が落ちた…そして引退後、これまで飲む機会もあまり無かったお酒を口にし、そしてウェイトコントロールの心配がないということでの暴飲暴食の繰り返し…その結果、体重は増えるどころか現役の頃に比べて体重は約3キロ減っていた。単純に脂肪より筋肉の方が重いということなんだが、その状態でリングに上がるのは不安しかなかった」とプレッシャーのかかる経緯を説明した。
久しぶりのリングでは「不安を取り除くために試合まで約3週間のあいだストイックにトレーニングに励んだが、やはりたった3週間で一度失った筋肉が戻るはずも無く、試合では足が攣ってしまいかなり厳しい状況だった…」と苦労話を披露した。
試合は3KOを含む4人を退け元世界3階級王者の威厳を示した。
「今回は本当にリスクが大きく、勝っても当たり前、むしろ万が一やられるようなことがあると全てを失い、そしてボクシングにも影響を及ぼすことになる。結果的には良い形で終わることが出来たが、現役では味わったことのない ちょっと違ったプレッシャーがあって、試合が近付くにつれ睡眠時間も短くなっていたぐらい。ってことで色んな意味で最初で最後のリングを楽しめたかなと思います」
最後に関係者への感謝の言葉を加えて、注目を浴びた戦いを振り返っていた。(「」内は原文まま)