久保隼「村田先輩なら大丈夫」高校先輩の世界王座奪取にエール
ボクシングWBA世界スーパーバンタム級王者で京都市西京区出身の久保隼(27)=真正=が12日、京都府庁で京都府スポーツ特別奨励賞の表彰を受けた。同賞は4月にフィギュアスケート世界ジュニア選手権(3月15~19日、台湾)で銀メダルを獲得した本田真凛(15)=京都市伏見区在住=にも贈られている。久保は京都市プロスポーツ特別賞、神戸市スポーツ特別賞に続く3つ目の受賞となった。
京都府出身で初の世界王者となった久保は山田啓二府知事(63)から賞状などを受け取り「ありがたいですが試合より緊張する」と恐縮しながら苦笑いを浮かべた。
20日には南京都高(現京都広学館高)の5年先輩でもある村田諒太(31)=帝拳=が世界王座に初挑戦する。応援に駆け付ける予定の久保は「村田先輩なら大丈夫」と、ミドル級では22年ぶりの日本人王者誕生へエールを送った。
自身の初防衛戦となる次戦は今夏にも同級2位ダニエル・ローマン(27)=米国=との指名試合が濃厚となっているが、真正ジムの山下正人会長(55)によると依然として会場選定に難航しているという。