比嘉、具志堅会長に恩返し奪冠誓った「感謝を伝えたい」13戦連続KO宣言
「ボクシング・WBC世界フライ級タイトルマッチ」(20日、有明コロシアム)
ボクシング・トリプル世界戦の調印式が18日、都内で行われた。日本人五輪金メダリスト初の世界王座獲得を目指す村田諒太(31)は大舞台を「楽しみたい」と超前向きだった。比嘉大吾(21)、拳四朗(25)と世界初挑戦トリオが全員勝ち、同日、名古屋で行われるWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで田中恒成(21)=畑中=が防衛に成功すれば、日本ジム所属の現役世界王者は史上最多の13人となる。
世界初挑戦の比嘉が恩返しの奪冠を誓った。同じ沖縄出身の具志堅会長への思いを問われ「会長に憧れてボクシングを始め、アマで実績を残していない自分をスカウトしてくれた。タイトルを取って感謝を伝えたい」とかみしめるように話した。デビュー以来12戦12KOの“パーフェクトレコード”を持つ。「相手は足を使ってくるが、捕まえないと世界チャンピオンにはなれない。倒して勝ちたい」と力強く13戦連続KOを宣言した。