井上尚弥V5戦へ自信 秋の米進出も「頭に入れつつ」

調印式で意気込みを語る井上尚弥=東京・ホテルグランドパレス(撮影・開出牧)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(21日、有明コロシアム)

 王者の井上尚弥(大橋)が19日、都内のホテルで同級2位のリカルド・ロドリゲス(米国)との防衛戦調印式を行った。今秋のアメリカ進出が浮上している井上は「大きな舞台でという話もあるので、そこも頭に入れつついい試合をしたいと思います」と決意を語った。

 5度目の防衛戦へ「いつも通り順調に来ており、ゆっくり休んで体調を整えるだけです」と落ち着いた口調で語った王者は「今回の試合は、次につながる大事な試合だと思っているので。自分のできる限りのボクシングをして全力のアピールをして、いい形で試合を終わらせたいです」と自信をみなぎらせた。

 米国進出は頭にはあるが、「まずは日曜日の試合をしっかりとこなすだけ」と油断はない。一つずつステップをクリアした先の目標として、「その後に、会長からも言われているように、大きな舞台でという話もあるので、そこも頭に入れつついい試合をしたいと思います」と語った。

 大橋会長は「まずはあさっての試合を終えてから、そういった話を具体的に進めていきたいと思います」と多くは語らず。だが、「ホノルル空港がイノウエ空港に変わって風が吹いていますので、この試合に勝って世界の井上にしたい」と、ハワイのホノルル国際空港が、正式名称を「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に変更したという時事ネタを織り交ぜて場を和ませていた。

 なお、IBF世界ライトフライ級の八重樫東(大橋)と暫定王者ミラン・メリンド(フィリピン)との統一戦の調印式も同時に行われた。

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