エンダム胸を張る「自分の戦略を遂行」 判定勝利で正規王者に
「ボクシング・WBA世界ミドル級王座決定戦」(20日、有明コロシアム)
WBA世界ミドル級王座決定戦で、ロンドン五輪金メダリストで世界初挑戦の村田諒太(31)=帝拳=は、同級1位のアッサン・エンダム(フランス)に1-2の判定で敗れた。
正規王者となったエンダムは判定について「自分の方が手数が多く、コンビネーションも打てていた。そこの差ではないか」と分析した。ジャブで距離を取る戦略を徹底。「KOできたかもしれないが、自分の戦略を遂行した」と胸を張った。
4回に喫したダウンには「ダウンの後はいつも数秒で回復できる」。村田に対しては「完璧なファイターではないが、若く未来のあるボクサー。将来は必ず偉大な王者になれる選手」と称えた。
今後について陣営は「(スーパー王者の)ゴロフキンも視野に入れるがまだ先の話。次の試合は(母国)フランスでできれば」とプランを明かした。