“神様”カール・ゴッチの墓建てる!猪木氏が7・24記念興行

 07年に死去したプロレスラーのカール・ゴッチ氏の没後10周年と、昨年亡くなった元ボクシング世界王者のモハメド・アリ氏の没後1周年を記念した格闘技イベント「ISM(イズム)」(7月24日、後楽園ホール)の開催が25日、発表された。この大会の収益により、日本国内でゴッチ氏の墓を建立する計画も明かされた。

 都内で行われた会見に出席した大会プロデューサーのアントニオ猪木氏(74)は開催の意図について「ゴッチさんのお墓を建てようというのがメインだが、またプロレス、格闘技を元気にしようと。なかなか旗振り役がいないので旗を振らせてもらう」と説明した。

 ゴッチ氏といえば、新日本プロレス旗揚げ前から猪木氏が指導を受けた師であり、旗揚げ戦でも対戦した“プロレスの神様”。レスリング技術やサブミッション(関節技)に重きを置いたゴッチ氏の教えは「ゴッチイズム」として日本に定着し、同団体が標榜するストロングスタイルや、UWFなどの格闘技系プロレスにも発展した。

 ゴッチイズムの継承者である藤原喜明(68)、木戸修氏(67)、鈴木みのる(49)らも出席。発起人の西村修(45)は「ゴッチさんが亡くなられた後に、お弟子さんから『最後の数年は来日できなかった。最後に猪木さんにあいさつしたかった』と聞いたので、日本にお墓を建てるのも一つの手なんじゃないかと」と説明した。

 ゴッチ氏が亡くなった07年に米国フロリダ州タンパの湖で散骨されたが、一部は西村のもとに分骨されたという。大会終了後、命日である7月28日に、東京・荒川区の回向院で納骨式が行われる予定で、「ちょうど没後10周年。いいタイミングでできることに感謝している」と話した。

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