6・29リアルジャパンでレジェンド王者・大谷と船木が再戦
プロレス団体のリアルジャパンは2日、都内で会見を開き、29日の東京・後楽園ホール大会で王者・大谷晋二郎に船木誠勝が挑戦するレジェンド選手権試合とスーパー・タイガー-ロッキー川村戦を行うと発表した。
大谷と船木は16年9月以来の再戦。大谷は試合途中から記憶が飛んだという激闘の末に、船木からレジェンド王座を奪った。船木は「挑戦者に選んでいただき、本当にうれしく思っています。前回も内容では負けていない。来月でフリーになって2年。フリーになって初めて巻いたベルトを取り戻して3年目に突入したい」と王座奪回に意欲を示した。
一方の大谷は「ベルトを奪った試合は、後半の記憶がない。ボクの中ではリベンジの意味も含まれている」と闘志メラメラ。さらに、「ベルトを持ってから次々挑戦者が来ますけど、毎回、(リアルジャパン主宰の)佐山(聡)先生のご指名。『選んでいただき、ありがとうございます。挑戦させていただきます』。ボクのプロレス観にそれはないですね。挑戦権って奪うもんじゃないですか。選ばれてうれしいという人任せな態度に非常に腹が立ちました。ボクがチャンピオンならば、ボクがこのリアルジャパンを改革したい。誰もがこのベルトを奪いたい、次はオレだ、とみんなが手を上げる。そんな空間をこのタイトルマッチが終わった後、作りたい。このベルトはボクの元から離れない」と、持論を展開した。
これに対し、佐山聡氏は「いい試合をする選手たちが自己主張をすることによって、勝手にプロレスって広がっていく。そこに期待したいと思います」と冷静にコメント。船木は「考え方の違いだと思う。自分はこの形でやってきたので、選んでいただいて本当にありがたい。考え方の違う人同士の戦いが、逆に見る側には面白いと思う。自分もやりやすい。違うものと戦う。勝ってハッキリさせる」と前向きに受け止めた。