「プロレス・ＷＲＥＳＴＬＥ－１」（６日、後楽園ホール）

　黒潮“イケメン”二郎が試合中は肌身離さず着用しているジャケットを脱ぐか、近藤修司が嫌いなファンサービスを行うかをかけた「ジャケットコントラファンサービス」戦が行われ、黒潮が近藤から初勝利を挙げた。

　黒潮は福山雅治の「ＨＥＬＬＯ」に乗って、長髪をなびかせながら会場内を所狭しと走り回って長時間を費やす入場でおなじみだが、この日は先に入場した近藤の奇襲で中断させられる。そのまま試合が始まり、近藤のパワーに主導権を握られた。

　だが、美しい飛行姿勢のトペコンヒーロなど、持ち前の空中殺法で反撃。最後は雪崩式フランケンシュタイナー、サイドバスターなどの大技をたたみ掛け、ムーンサルトプレスで３カウントを奪った。

　ＷＲＥＳＴＬＥ－１の副社長でもある実力者から金星を挙げた黒潮は「後楽園で大物に勝ったぞー！」と大喜びし、渋る近藤に約束通りファンサービスを強要。長髪のカツラとジャケットを着用で、福山雅治の「ＨＥＬＬＯ」に乗って姿を現す自身と同じスタイルの入場をさせるなど、観客の笑いを誘う。

　さらに、黒潮の要求はそれだけにとどまらず、「あなたはオカダ・カズチカと飯伏幸太を育てたと聞きました。オレも育てて下さい」と、近藤に弟子入りを志願。これに対し、近藤は「いいよ」と即答し、「オレが育てたら、お前は間違いなくチャンピオンになる。でも、これだけは守ってくれ。死守したジャケットを一生続けろ。このスタイルで上まで目指せ。それを守るんだったら育ててやるよ」と、期待の言葉をかけた。その後、２人はグッズ売店でファンサービスを行った。