村田諒太が現役続行発表、練習再開
ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリストで、5月20日に有明コロシアムで行われたWBA世界ミドル級王座決定戦でアッサン・エンダム(仏)に1-2の判定で敗れた村田諒太(帝拳)が8日、都内で現役続行を発表し、練習も再開した。
疑惑の判定と呼ばれ、WBAのヒルベルト・メンドサ会長が異例の謝罪と再戦指令を出した世界初挑戦だった。村田は「得たものは大きかった。自分自身、世界レベルで通用することが分かった。一つ残念なのはベルトを取ることができなかった。失ったものはないけど、応援した下さった方々に示すものがない」と振り返った。
浜田剛史帝拳代表も「長いボクシング生活の中で、判定に納得がいかないとコメントしたのは初めて。村田は4年間やってきたことを全部出せた。国内外で反響があったし村田も心に揺れがあったと思うが一つにまとまった。また世界チャンピオンに向けてやっていく」と話した。
現役続行を決断した理由として「プロとしてファンや周りの方々のサポートで存在している。それがなければできない。改めてサポートをいただけることに感謝しています。唯一得られなかったベルトを取るために尽力します。自分の持っている夢が小さくなっていた。海外の大舞台とか、夢のような夢を目指していたのに、負けないことや現実的なことを見ていた。改めて夢のような夢を目指します」と誓った。
会見を終えた村田は田中繊大トレーナーの持つミットにストレート、フックを打ち込み汗を流した。今後の方針や対戦相手などについては「相手があることなので白紙の状態」(浜田代表)とのことだが、一回りスケールアップした村田の世界挑戦が再びスタートした。
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