メイウェザーが現役復帰宣言 UFC2階級制覇のマクレガーとボクシング決闘
実現するか疑問視されていた一戦がついに決まった。ボクシングの元5階級制覇王者で、一昨年に引退した40歳のフロイド・メイウェザー(米国)が14日、写真共有アプリ「インスタグラム」で現役復帰を宣言。世界最大の総合格闘技団体「UFC」のスター選手で28歳のコナー・マクレガー(アイルランド)と米ラスベガスで8月26日にボクシングで闘うことになった。
投稿には「正式に決まった」と短い言葉が添えられた。米スポーツ専門局ESPNによると、主要な世界王座は懸からず、スーパーウエルター級で行われるという。
メイウェザーは一昨年5月に「世紀の対決」でマニー・パッキャオ(フィリピン)を退け、同年9月に49戦全勝で伝説のヘビー級王者ロッキー・マルシアノ(米国)に並んで引退した。
50戦目は圧倒的な優位で迎える。マクレガーはUFCで史上初めて2階級の王座を同時に保持する快挙を達成した実力者ながら、プロのボクシングではこれがデビュー戦。メイウェザーが著しく衰えていない限り、卓越した防御技術による一方的な展開が予想される。
一昨年にマクレガーが「機会があれば彼とボクシングで闘う」と発言したことに端を発するマッチメークには「茶番」との批判も多い。往年の名王者オスカー・デラホーヤ氏(米国)はフェイスブックで「悪い冗談」と一刀両断している。