蝶野正洋が有楽町駅前の特設リングで救急救命啓発
プロレスラーの蝶野正洋(53)が16日、都内のJR有楽町駅前で都市型・地域防災イベント「STOP THE RISK有楽町」~安心・安全な街づくり~を開催した。
ともに団体のトップとして一時代を築いた同世代のプロレスラー、三沢光晴さん(2009年6月13日死去、享年46)のリング禍から8年。蝶野は14年に設立された「一般社団法人 NWHスポーツ救命協会」の代表を務め、AEDや地域防災の啓発活動などを続けてきた。今回もその活動の一環で、事故や災害時などに命を守る意識の必要性を訴えた。
駅前に設営されたリングに立った蝶野は「若い人にも救急救命の講習を受けて欲しい」とアピール。石川雅己・千代田区長から「プロレスの試合中、地震が起きたらどうしますか」と質問されると、「とりあえず相手をカバーします」と即答。すると石川区長はパイプ椅子を取り出して「プロレスでは凶器になるが、地震の時はこれで頭を守るといい」と提案し、実際にリング上で蝶野が実演してみせるなど、道行く人の注目を浴びていた。