新日・制御不能軍が田口ジャパン撃破で史上最多タイのNEVER6人王座V2
「プロレス・新日本」(20日、東京・後楽園ホール)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合が行われ、“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”の王者BUSHI、EVIL、SANADA組が、田口隆祐率いる宿敵“田口ジャパン”の田口、ジュース・ロビンソン、KUSHIDA組の挑戦を退け、同王座史上最多タイ記録となる2度目の防衛に成功した。
好連係を誇る両軍は6人が入り乱れる、一進一退の目まぐるしい攻防を展開。田口ジャパンはロビンソンが肩車で担ぎ上げたSANADAを、田口がコーナー最上段からのヒップアタックでたたき落とす荒技の新兵器も披露するなど奮闘したが、最後はSANADAと一騎打ちになったロビンソンをEVILがイスで殴打し、BUSHIがMXで追い打ちすると、SANADAがSkull Endで絞殺した。
試合後もBUSHIは27日に挑戦するIWGPジュニアヘビー級王者KUSHIDAにMXを放ち、田口には毒霧を噴射。そして、マイクを持つと、「KUSHIDA、お前、タイトルマッチまで海外に行っているらしいな。調子に乗ってんじゃねーぞ、コノヤロー!オレはお前を認めない。オレはお前に負けない」と罵倒した。
インタビューでは、EVILが「このベルトの価値は、オレたちが持ち続ける限り上がり続ける」と、長期政権へ意欲十分。BUSHIも「このNEVER無差別級6人タッグのベルトにはいろんな思い出が詰まっているよ。第2試合をやったり、ガントレットマッチをやったり、今日のようにメインをやったり。どんどん、オレたちがチャンピオンとして付加価値をつけていくよ。そして、KUSHIDA、お前のチャンピオンとしての時間は終わりだ」と鼻息を荒くした。